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Blog Detail巻き爪の原因は靴かも?
2017.04.14
小学生で巻き爪のご相談
やっと春休みも終わりました。
先週は子供たちのご相談が多かったです。
最近あったご相談として整形外科さんからの紹介で小学2年生が巻き爪の痛みと靴選びに悩んで来店されました。
巻き爪は老若男女問わず発生するものですが、最近の傾向として子供の巻き爪発生件数が増えているようです。
巻き爪の原因は靴かも?足に合っていてしっかりした靴を履いていますか?
先日整形外科さんからの紹介で小学生が巻き爪の相談でご来店されました。
なぜこんな小さい子供の足に巻き爪ができてしまうのでしょうか?
①靴が原因
まずは「靴」を疑ってみてください!
巻き爪の原因の多くは合わない靴を履いていることで引き起こされるって知っていましたか?
大きすぎる靴や、幅がブカブカな靴、柔らかい靴を履いていると、歩くたびに靴の中で足が動いてしまいます。そして踏ん張るためには強い圧力がかかります。この状態が続いてしまうと、爪が皮膚を挟み込むようにしてどんどん内側に巻いていってしまうんです。
これが巻き爪になったり、そのまま症状が進行していくと、皮膚に爪が食い込んで炎症を起こしたり、常に足の痛みを伴う陥入爪(かんにゅうそう)と呼ばれる状態になってしまいます。
巻き爪になりやすい靴って?
「え?この靴って巻き爪になりやすいの?」
知らないで履いているその靴、もしかしたら巻き爪を引き起こしている原因かもしれません。
いますぐチェックできる巻き爪になりやすい靴をまとめたので確認してみてください。
- ブカブカな靴
つま先がゆったりブカブカな靴は要注意です。サイズが合っていない靴も危険です!
靴がブカブカだと、歩いている時に靴の中では足が動いてしまいます。この状態が続くと外反母趾、ウオノメ、ハンマートゥ、巻き爪といった症状があらわれる原因になりかねません。
ブカブカな靴は「圧迫感がなく当たらないし楽な印象」がありますが、正しくフィットしてない靴は結局、足の様々な症状を引き起こしてしまう可能があります。
- 柔らかい靴
柔らかすぎる靴、履いていませんか?折り曲げられたり、素材が柔らかすぎると、足をしっかりと支える事が出来きません。
柔らかくて履き脱ぎが楽な靴は要注意です。デザインが可愛い靴も、見た目重視は・・・NGな場合も。
- かかとがしっかりしていない靴
かかとが不安定なぐらぐらする靴はNGです!靴で1番大事なのは「かかと」です。かかとがしっかりしていない靴は歩くたびにぐらぐらするので足ばかりか体にも負担をかけてしまいます。
靴選びに困ったらシューフィッターのいるお店に相談しましょう。
②足のアーチバランスにも原因が?
お子様やご自分の足を見てください。
縦アーチ(土踏まず)はありますか?
土踏まずがペッタンコではないですか?
そして、もうひとつ確認して頂きたい事があります。
横アーチありますか?
私たちの足は、かかと、親趾のつけ根、小指のつけ根の3点で、体重を分散して支えていて、この3点を結ぶ、緩やかなドーム状のラインを「足のアーチ」といいます。
足のアーチには、
①5本の趾の下を横断する「横アーチ」
②親趾のつけ根からかかとを結ぶ
「内側縦アーチ(いわゆる土踏まず)」
③小趾のつけ根からかかとを結ぶ
「外側縦アーチ」という3種類があります。
横アーチが低下した状態だと前足部が平べったく、横に広がってしまいます。
横アーチが崩れると、歩くときに、足趾で地面をしっかり踏みしめたり、親趾で地面を蹴り出したりしにくくなるので、足を使わない「ペタペタ歩き」になり、足が疲れやすくもなります。
さて、この足のアーチと巻き爪にはどのような関係があるのでしょうか。
アーチと巻き爪の関係は?
このアーチがなければ、足の指をきちんと使うことが出来ません。
それでも歩こうとするので足指に過度な負担がかかってしまいます。
すると、もともとまるまる特性のある爪はどんどん巻き爪になりやすくなるのです。
そして、足は身体の土台となる部分なので、バランスが悪くなると、上半身が歪んでしまいます。
放っておくと、足だけの問題では無くなってしまうのです!
小学生でも合わない靴を履いていると巻き爪は起こる!
今回ご相談にいらしたのは小学2年生の男の子。
整形外科に巻き爪の相談に行ったところ、靴の話になって幅が広くて毎回靴選びには困っているんです・・・とお話ししたら当店をご紹介してくれたようです。
まずは正確に足を計測してみます。
足長は左:19.7㎝ 右:19.6㎝
JIS規格に当てはめると足囲は荷重時で4E、非荷重時で2Eでした。
やっぱり幅は広いタイプですね。
今まで履いていた靴を見せて頂くと、こんな感じ。
サイズは合ってましたが、全体的に柔らかく特にヒールがこの子のパワーを受け止めるには少し柔らかすぎるかなって印象です。歩くたびにグラグラしてしまうので膝も曲がってきますし、左肩は下がっていて体の歪みも強いです。
そしてさらに足をチェックしていきます。
やっぱり足のアーチが低下しています。
簡単に表現するといわゆる"扁平足”ですね。左のほうが足部の外反が強い。
そのうえ親指が左右ともネジれていて外反!
よく見ると親指だけでなく、第2・3趾も曲がっていて外反です。
これでは歩くときに足指で地面をしっかり踏みしめたり、足指で地面を蹴り出したりしにくくなります。それでも歩きますから、爪の変形がひどくなってしまうんです!
今使っている靴と足のアーチバランスに問題があったのです!
ヒモの靴はまだ難しそうだったので、今回はアシックスのマジックタイプのシューズにしました。サッカーのトレーニングシューズですが、普段にも履けるし、ヒールカウンターやシャンクがとってもしっかりしているので安定性が抜群です!
そして足を鍛えるスペシャルレッスン!
インソールでバランス調整をしただけでは根本的な解決にはなりません。自分の体を支えて歩く筋力をつけるには足裏の筋肉を鍛えなくてはいけません!今の子供たちにはこれが足りません!
そして既製インソールの「ソルボキッズ」をベースに歩行バランスをチェックしながら調整しました。
ほら、こんなにカッコよくなりました!
新学期、元気に楽しく学校に通ってほしいなと思います。
「フットケアトレーナー」は、足に合わない靴が原因で起こる全身のトラブルを、
靴のフィッティングやインソールによって解決する技術の認定資格を持ったスペシャリストです。
靴でお悩みの方はぜひご相談ください。
キックオフでは資格を持ったフットケアトレーナーがそのお手伝いをいたします。
ご予約ください。
お電話で靴のことやインソールのお問合せの際は、
ホームページを見て・・・とお伝えください。
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