staff blog

Blog Detail歩き方が変?内股歩き、変えられます!

2018.07.10

歩き方が変? 内股歩き変わります。


「うちの子はよく転ぶなぁ」「歩き方がおかしい?」など、子供の様子はちょっとした変化でも気になるものですよね。そして、歩き方の悩みで特に多いのが子供の内股歩きです。そこで今回は、内股の原因から予防できる方法はないかをご説明します。

 

 

 

 

小さいころからの靴選びや良い歩き方を身に着けさせることが大切

実は、赤ちゃんは産まれたときからO脚であることが一般的です。1歳半頃まではO脚で、それから徐々にまっすぐな脚になっていくものの、2歳半頃になると今度は逆にX脚気味になります。その後は次第に改善し、大人のように安定した形になります。

ただし成長に個人差があるように、脚が安定するまでの過程も個人差があるので、あくまで目安と思ってください。

そのため、小さい頃から良い姿勢、バランスの良い歩き方を身につけさせるのが一番の予防と言えます。子供の内股を治すというより、変な癖がつかないように足に合った靴選びや良い歩き方を身に付けさせることで成長の手助けをしてあげることが大切になります。

 

 

■ 靴はサイズの合ったものを履かせましょう。

よくあるのは、お子さんの靴や服を買う時、「すぐ大きくなるから、サイズも大きめにしよう」これです。
しかし、服は大きめでもいいのですが、靴は足にぴったりのサイズを選びましょう。
足に合ったサイズの靴を履かないと、フィットできない分、歩きずらさから歩き方が変になります。
さらに、足指が曲がったり、爪が変形してきたりする可能性が出てきます。

子供の足の成長は、1ヶ月で1mm前後と言われています。
半年で0.5cm成長する計算です。

そのため、足に合ったサイズの靴を買い、3か月~半年に一度は靴を買い替えるようにしましょう。
このように、自分に合ったサイズの靴を常に履かせてあげるようにしてあげると良いですね。

もしサイズ等が自分で判断するのが不安でしたら、靴選びの専門家『シューフィッター』のいるお店で買うことをオススメします。

 

 

■ インソールで歩行バランスアップ!

足に合っていない靴は、大切な成長期に足から体のバランスを崩してしまい、足の変形・歩行障害・姿勢の不良・発育への影響がでてしまいます。

ただ、合っている靴を履いていても、足のアーチバランスが崩れていると歩き方や姿勢を悪くする可能性があります。
そんな時は、インソールで足のバランスと歩行バランスを改善してあげるといいでしょう。

足と靴の専門家でインソールも作製できる『フットケアトレーナー』のいるお店がオススメです。

 

内股歩きが気になるんです・・・


今回のご相談は『内股歩き』

お母さんが「うちの子の歩き方が気になって・・・小学校に歩いて行くのも足裏が痛いっていつも言うし・・・運動も苦手だし・・・」と足をきちんと見てくてる靴屋さんないかなーとネットで探してご来店。住所を見ると、かなり遠くの方でした。

 

まずはいつものように足を計測。

そして普段履いている靴をチェック。

やっぱりね。

まだ1年生だけど、体はもうしっかりしています。

でもこのシューズだとヒールカウンター(靴のかかとの部分)が少し柔らかいので、お兄ちゃんの元気な動きだとちょっと靴のほうが負けちゃうかな。学校まで少し距離があるみたいなので、長く歩くならもっとしっかりしたシューズのほうが良いです。

 

次に足を評価。

 

左右とも強く外反していて内側縦アーチが低下。

小指は浮指。膝はX脚。

これでは足指が使えません。

特に親指がうまく使えません。

歩行チェックをするとやはり足趾が使えないので蹴り出しが弱い歩き方。母趾で踏ん張れないので内股歩きが強くなります。

 

そこで、サッカーのトレーニングシューズだけど、普段履きとしても使えるのでアシックスのジュニオーレ4TF履いてみませんか?とオススメしました。

この靴はシャンクもヒールカウンターもしっかりしています。

この靴に変えて、ソルボキッズ(インソール)を入れ替えて歩きをチェックしました。ソルボキッズ(インソール)を入れ替えただけでも歩き方は以前の靴より足指を使って蹴り出せるようになり歩行も安定しました。

でも、もっと歩行バランスを良いバランスに変えるにはソルボキッズ(インソール)に調整が必要です。

 

ほら、こんなにカッコよくなりました!

歩き方もバッチリです。

これで登校班でみんないついていけます。

かけっこも今までよりは速くなっちゃうかもー?

最後は笑顔です。

 

子供の足は成長とともに正常な骨格に成長していきます。その大事な時期に良い姿勢や良い歩き方を身に付けさせてあげないと、歪みが治るどころか、その歪みは大きくなってしまいます。小さいころから足に合った靴を履くことで、サイズなどに気をつけてあげることで、足のチェックや歩行の評価をすることで、健康な成長の手助けをしてあげられると思います。

良かったらお気軽にご相談にいらっしゃいませんか?