変形の強い外反母趾は、そこに至るまでに様々な問題が、複雑にからみあって発症していることが多いです。
遺伝的な要因で起こることも、もちろんだとは思いますが、外反母趾の症状は、足のアーチ構造の問題と、その問題を抱えたままでの日常の歩き方によってつくられていきます。

足のアーチバランスが崩れてしまえば、その影響で、親趾の骨と関節がうまくかみ合わなくなり、歩くたびにその部分にストレスがかかっていきます。

その結果、痛みがでたり、趾（ゆび）先が変形してしまったりと、外反母趾の症状が進行していきます。

こういった状態を緩和するには、靴のフィッティングと歩き方を改善していく必要があります。

当店にご相談にいらっしゃる方のほとんどが、

「実際の足のサイズと履かれている靴のサイズが合っていない」

「外反母趾で足が痛い。やわらかくて少し大き目のあたらない靴を履こう！」

こんなふうに、靴を選んでいます。

実は、これは大きな間違いなんです。

なぜなら、ブカブカ靴を履いた状態で歩くと、足趾で踏ん張れなくなる（=ゆびが浮いた状態）になるからです。
そして足趾を使って踏ん張って歩くことができなくなります。

つまり、外反母趾で痛いからといって大きめの靴をはくと逆効果なんです。

なので、まずはしっかりとした靴選びが大切になってきます。

一般的な外反母趾の対処法として、曲がっている趾（ゆび）を無理やり元に戻すような矯正サポータの使用などがあります。しかしながら、根本的な解決ではありません。

外反母趾で悩んでいる方は、足の構造と外反母趾の本当の原因を知っている、足の専門家に相談されることをおすすめします。 

 

シューズ　asics GT2000 4 NY

先日は外反母趾など、足部の痛みで6年前からお付き合いしているお母さんがいらっしゃいました。

アシックスのGT2000というシリーズで靴のフィッティングをしてDYMOCOインソールをオーダーで作りました。

今ではすっかり快適に生活できているそうです。

実は・・・こちらのアシックスのシューズは簡単に説明しますと、外反の足を支えてくれる特殊な機能が内蔵されています。足のクセとのマッチングがとても良いんです。

同じシリーズの靴でDYMOCOインソールを作ってもう何足目になるか・・・